HCU看護師がみた高齢者延命治療の現実

看護師の現実
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こんにちは🌼
カメライフブログのかめです🐢
このブログでは、「逃げた幸せをとりもどす」ために私が実践したことを具体的に発信しています💃
小中高大と普通の学校に通い、新卒看護師になったかめ。人間関係や適応障害診断のため約半年で新卒就職した病院を辞める。その後どうなったのか、詳細はブログへレッツゴー!

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私は今、HCU(High Care Unit 集中治療室)で働いています。

毎日様々な患者の対応をしていくなかで、延命治療の現実、そしてどのように選択肢するのが良いかまとめました。

延命選択のときに患者とその家族が感じること

患者視点

患者さんのお話を聞いていると、
「こんなに弱ってしまって、もう死ぬんじゃないかととても恐くなる。」
とおっしゃる方がいます。

確かに「死」というのは人生最初で最後の初めての体験です。

誰でも初めては恐いものです。

家族視点

その方の意識がない場合など、ご家族の方がその方の延命治療方針を決定する場合もあります。

決定権のあるご家族の方はどうしても延命してほしいと考える方が多いです。

なぜなら、

その方が望む延命方針がわからないから
亡くなってしまうのは悲しいから。

これが主な理由です。

延命は希望しない、と決定するとその方を殺してしまうことになり、自分を責めてしまうことになる

これも決定権のある方が考えることだと考えられます。

だからこそ「死」を延長したいと考える方が多いです。

延命治療後の現実

病院で延命治療を受けた方はどんな生活をしているのか。

ほんの一例ですが、例を挙げます。

・朝に起きてはいるが夜まで何もせずにただベッドで寝たまま終える
・身体の方向を変えることは、自力でできないため、誰かに変えてもらう。
・話しかけられても、意志疎通する(しゃべる)ことができずにいる。
・オムツにうんちをしても気がついてもらうまでそのまま
ご飯は鼻に入ったチューブから直接胃に入れてもらう。

このような方が病院にはたくさんいらっしゃいます。
自宅で訪問看護をうけたり、施設で過ごす方にもこのような方はたくさんいらっしゃいます。

残りの人生このような生き方をするのであれば、あなたはどう感じるでしょうか。

延命に正解不正解はない。

結論から言うと、延命には正解・不正解はありません

その人が輝ける選択肢であればその通りにすることが一番正解に近いのではないでしょうか。

ですが、その方の望みがわからない場合、

それは日頃その方がどのような人生の選択をしてきたのかが、正解に近づくヒントになります。

延命をして、例に挙げたような生活をしてみるのも人生の体験の1つです。

逆に延命をせずに、痛みから解放される死という選択肢をとるのも体験です。

迷った場合には、その方は普段どちらの選択肢をとると考えられるかということを軸に考えると答えが近くなるのではないでしょうか。
その際にはご家族の方の感情は抜きにして考えることがポイントです。

延命後はどのような生活を送るのか、医師に聞くとイメージが湧きやすくなると思います。

まとめ

延命治療には正解も不正解もありません。

その方がどのように残りの人生を行きたいのかが、最重要です。

悩むことがあれば医師や看護師に相談していただいて大丈夫です。

その方が最後まで輝ける人生でありますように。

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